仏間リフォーム施工事例
2025年1月|京都府亀岡市 S様邸
■ リフォーム内容
S様邸では、半間押入れをリフォームし、漆喰の壁や高い天井を調整して仏間として最適な空間を作り出しました。
天井高を抑え、和の雰囲気に調和する網代を使用し、床には框を設けて仏間らしい高さに仕上げました。
これにより、落ち着きと使いやすさを兼ね備えた空間が完成しました。
Before

従来の半間押入れ
昔ながらの観音開きの半間の押入れとして使用されており、内部の壁は漆喰仕上げとなっていました。
長年の使用により、漆喰の表面には経年劣化による傷みが見られる状態でした。

天井
天井は押入れとしての機能を重視で高めに設けられ、物置きとして使いやすい構造となっていました。
しかし、そのままの状態で仏壇を設置すると、仏間としては上部にデッドスペースが生じ、埃が溜まりやすくなる可能性がありました。
After

押し入れ空間
天井は押入れとしての機能を重視し、高めに設けられていたため、物置きとして使いやすい構造となっていました

天井
押入れの天井が高かったため、仏壇の高さに合わせて正面からの見た目に落ち着きが出るよう、あえて天井高を抑えて設計いたしました。
天井には和室の雰囲気に調和するよう、網代(あじろ)を用いるなど、和の趣に合った素材を選んで仕上げております。

床
以前は押入れだったため、床は畳とフラットな高さでしたが、仏間らしさを演出するために框(かまち)を取り付け、床の高さを一段上げました。
※床の間は昔から大事な場所とされていて、床を一段上げることで、部屋全体にぐっと風格が出て、落ち着いた雰囲気になります。
■ 物件概要
- 所在地:京都府亀岡市
- 施工主様:S様邸
- 施工時期:2025年1月
- 工事内容:仏間新設リフォーム(壁紙張替え、照明設置、床材の交換、仏壇まわりの造作調整 など)
- 施工期間:1日
- 施工ポイント:施主様が購入された仏壇の寸法と今後、お寺様のお参りされるスタイルに合わせた古オーダーメイドのリフォーム